AIコードエディタ「Cursor」学習会を開催しました。
2026年4月14日、AIを活用したコードエディタ「Cursor」の社内学習会を開催しました。
弊社では、Webサイト制作における基礎構築作業の負荷軽減や、コードチェックによる品質向上、定型的なコーディング作業の効率化を目的として、ガイドライン検討チーム(フロントエンドエンジニア向けガイドライン策定担当)により、AIツールの導入検討を進めてきました。
その一環として導入しているのが、AIコードエディタ「Cursor」です。
Cursor公式サイト
Cursorは、Visual Studio Code(VS Code)をベースにした開発環境であり、日常的に使用している開発環境から大きく操作感を変えずに利用できる点が特徴です。また、単純なコード補完だけでなく、プロジェクト全体の構成を踏まえた相談や、既存コードの整理、実装方針の確認などにも活用できるため、実務の中で取り入れやすいツールだと考えています。
導入して終わりではなく、使い方を共有するために
Cursorの導入にあたっては、最初から細かなルールを固めすぎず、まずは各スタッフが実際の業務の中で使ってみる形でスタートしました。
導入から約3ヶ月が経過する中で、実装や調査に積極的に活用しているスタッフ、自分なりの使い方を工夫しているスタッフがいる一方で、「どのような場面で使えばよいのか分からない」「どのように指示を出せばよいのか分からない」と感じているスタッフもいることが分かってきました。
AIツールは、導入しただけで業務がすぐに変わるものではありません。実際に使いながら、どのような場面で役立つのか、どのような指示を出すと実務に活かしやすいのかを、社内で共有していくことが重要です。
そこで今回、ガイドライン検討チームが中心となり、Cursorの活用方法を共有する社内学習会を開催しました。
Cursor社内学習会で共有した内容
学習会では、Cursorの基本的な使い方に加えて、モード切替による効率的な利用方法、実務での活用事例、普段使用しているプロンプトの書き方などを共有しました。
また、AIに対して意図を正確に伝えるための方法として、マークダウン記法を使ったプロンプトの整理方法についても紹介しました。
特に今回は、ツールの機能紹介だけでなく、スタッフが実際の業務でどのように使っているかを共有することを重視しました。
具体的には、以下のような活用事例が紹介されました。
- JSによる表示・非表示制御のコード生成、既存ページの修正・更新業務への活用
- 簡易的なデザイン案データを読み込ませたうえでの、マークアップおよびCSSコードの生成
- 更新ルールや素材を読み込ませたうえでの、ループ処理の実装効率化
- 質問ごとに新規スレッドを立てることで、AIの回答精度を保つ運用方法
- CSSのclass名の付与、コード補完、コード品質向上などで利用している定型プロンプト
実際の活用例を共有することで、「AIに何を頼めるのか」「どこまで任せられるのか」「どの部分は人が確認すべきなのか」といった点を、より具体的に考える機会になりました。
今後のCursor活用に向けて
今回の学習会を通じて、同じツールを導入していても、活用の深さや使い方にはスタッフごとに差があることを改めて確認しました。一方で、それぞれの使い方には実務に根ざした工夫があり、共有することで社内全体の知見として蓄積できる可能性も感じました。
今後も、実際の業務で得た知見を社内で共有しながら、使い方の型や注意点を整理し、Web制作の品質向上と業務改善につなげていきたいと考えています。